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特集 / 年表

AIの進化の歴史「人工知能」の誕生から、今の生成AIまでを年表でたどる

更新:2026-10-11103の出来事(随時追加)

AIは、ブームと「冬の時代」をくり返しながら進化してきました。大きな出来事を新しい順に並べ、関係する用語へもすぐ飛べるようにしています。「古い順」に切り替えると、誕生から順にたどれます。

日付は、各社の公式発表や原論文で確かめたものです。新しい出来事は随時追加します。

AIエージェントの時代2025年〜

AIが自分で手順を考え、道具を使って作業を進める「エージェント」が広まりました。国ごとのルール作りも本格化しています。

2026年9月30日

Gemini 4 Argon

Googleが新しい最先端モデルGemini 4 Argonを発表しました。まずはサイバー防御の信頼できる組織に限って提供しています。

2026年9月22日

Claude Opus 5.5

AnthropicがClaude 5.5シリーズの最初となるClaude Opus 5.5を発表しました。その後Sonnet 5.5(9月28日)とHaiku 5.5(10月7日)が続きました。

2026年9月3日

GPT-6 Astra

OpenAIが新世代のモデルGPT-6 Astraを発表しました。9月22日に下位のGPT-6 SolとLunaを加え、10月7日にはChatGPTで全世界にGPT-6を広げました。

用語:GPTChatGPT
2026年7月24日

EUがAI法の高リスク規制を延期

EUのAI法を改める「AIに関するデジタル・オムニバス」(規則2026/1744)が官報に載りました。高リスクAIの義務の適用が2027年12月以降に延びました。

2026年6月12日

米政府の指示でFable 5の提供を停止

米国政府が輸出管理の指示を出し、外国籍の人によるFable 5とMythos 5の利用を止めるよう求めました。Anthropicは全利用者への提供を止め、7月1日に安全対策を強めて再開しました。

2026年6月9日

Claude Fable 5とClaude Mythos 5

AnthropicがMythos級のモデルを一般向けに安全対策を加えた「Claude Fable 5」と、限られた防御側向けの「Claude Mythos 5」を発表しました。

2026年4月24日

DeepSeek-V4(プレビュー)

DeepSeekが新しいモデルDeepSeek-V4のプレビュー版を公開しました。上位版V4-Proの一般提供は8月13日です。

2026年4月23日

GPT-5.5

OpenAIがGPT-5.5を発表しました。翌24日にAPIで提供を始めました。

用語:GPT
2026年4月7日

Claude Mythos PreviewとProject Glasswing

Anthropicが、ソフトの脆弱性を見つける力が非常に高いモデル「Claude Mythos Preview」を一般公開せず、AWS・アップル・Google・マイクロソフトなどと防御目的で使う「Project Glasswing」を始めました。

2026年2月5日

Claude Opus 4.6とGPT-5.3-Codex

同じ日に、AnthropicがClaude Opus 4.6を、OpenAIがプログラミング向けのGPT-5.3-Codexを発表しました。

2025年12月11日

米大統領令で州のAI規制を抑制へ

トランプ大統領が、州ごとのAI規制を抑えて国の統一的な枠組みを目指す大統領令に署名しました。

用語:AI規制
2025年12月9日

MCPを中立団体へ寄付

AnthropicがMCPを、Linux Foundation傘下に新しくできた「Agentic AI Foundation」に寄付しました。

2025年11月18日

Gemini 3

GoogleがGemini 3を発表しました。

2025年9月29日

カリフォルニア州がAI安全法SB 53

米カリフォルニア州のニューサム知事が、大規模AI開発企業に安全対策の公表などを求める州法SB 53に署名しました。同じ日にAnthropicはClaude Sonnet 4.5を発表しました。

用語:AI規制
2025年8月7日

GPT-5

OpenAIがGPT-5を発表し、ChatGPTの標準モデルにしました。

用語:ChatGPTGPT
2025年8月5日

OpenAIが重み公開モデルgpt-oss

OpenAIが、誰でも重みをダウンロードできるモデルgpt-oss-120bとgpt-oss-20bをApache 2.0ライセンスで公開しました。GPT-2以来の重み公開です。

2025年8月2日

EU AI法の汎用AIルールが適用開始

EUのAI法のうち、汎用AIモデル(大規模言語モデルなど)の提供者への義務が適用され始めました。

用語:EU AI法
2025年7月23日

米国「AI行動計画」

米国のホワイトハウスが、AI分野の主導権確保に向けた「America's AI Action Plan」を発表しました。

用語:AI規制
2025年7月21日

AIが国際数学オリンピックで金メダル水準

Google DeepMindのGemini Deep Thinkが、国際数学オリンピック2025の問題で金メダル水準の得点をとり、大会側の公式採点で認められました。

2025年7月9日

xAIのGrok 4

イーロン・マスク氏のxAIが、言語モデルGrok 4を発表しました。

2025年5月22日

Claude 4とClaude Codeの正式公開

AnthropicがClaude Opus 4とClaude Sonnet 4を発表し、Claude Codeを一般提供にしました。

2025年2月24日

Claude 3.7 SonnetとClaude Code

AnthropicがClaude 3.7 Sonnetを発表し、同時にコマンド画面で動くAI「Claude Code」を研究プレビューとして公開しました。

2025年1月20日

DeepSeek-R1

中国のDeepSeekが推論モデルDeepSeek-R1を公開しました。重みはMITライセンスで公開されました。

ChatGPTと生成AIの広がり2022年11月〜2024年

誰でも話しかけて使える対話型AIが登場し、生成AIが仕事や暮らしに一気に広まりました。

2024年11月25日

MCPの発表

Anthropicが、AIと外部のツールやデータをつなぐ共通の決まり「Model Context Protocol(MCP)」をオープンソースで公開しました。

2024年10月22日

Claudeの「コンピュータ操作」

Anthropicが、Claudeが画面を見てマウスやキーボードを操作する機能「computer use」をベータ公開しました。

2024年10月9日

ノーベル化学賞にベイカー、ハサビス、ジャンパー

ノーベル化学賞の半分はデイヴィッド・ベイカー(計算によるタンパク質の設計)に、残り半分はGoogle DeepMindのデミス・ハサビスとジョン・ジャンパー(AlphaFoldによるタンパク質の構造予測)に贈られました。

2024年10月8日

ノーベル物理学賞にホップフィールドとヒントン

ジョン・ホップフィールドとジェフリー・ヒントンが、人工ニューラルネットワークによる機械学習の基礎となる発見と発明でノーベル物理学賞を受けました。

2024年9月12日

OpenAI o1

OpenAIが、答える前に時間をかけて考える推論モデル「o1」のプレビュー版(o1-preview・o1-mini)を発表しました。正式版は2024年12月に出ました。

2024年8月1日

EUのAI法が発効

EUの「AI法」(AI規則)が発効しました。義務は段階的に適用されます。

2024年5月13日

GPT-4o

OpenAIが、音声・画像・文章をまとめて扱うGPT-4oを発表しました。

2024年3月4日

Claude 3

AnthropicがClaude 3(Opus・Sonnet・Haiku)を発表しました。

2024年2月8日

BardがGeminiに改名

GoogleがBardの名前をGeminiに変え、スマホアプリも出しました。

2023年12月6日

Geminiの発表

Googleが、文章・画像・音声などを扱う新しいAIモデル「Gemini」を発表しました。

2023年3月21日

Google Bard

Googleが対話型AI「Bard」を米国と英国で先行公開しました。

2023年3月14日

GPT-4とClaude

同じ日に、OpenAIがGPT-4を、AnthropicがClaudeを発表しました。

2023年2月24日

MetaのLLaMA

Metaが研究者向けの言語モデルLLaMA(7B〜65B)を発表しました。

2022年11月30日

ChatGPTの公開

OpenAIが対話型AI「ChatGPT」を無料の研究プレビューとして公開しました。これをきっかけに、生成AIが世界中に一気に広まりました。

生成AIの土台ができる2017〜2022年

Transformerの登場で、大量の文章から学ぶ言語モデルが急速に大きくなりました。画像を作るAIも登場します。

2022年8月22日

Stable Diffusionの一般公開

Stability AIが画像生成モデルStable Diffusionの重みとコードを一般に公開しました。誰でも手元で動かせる形でした。

2021年6月29日

GitHub Copilot

GitHubがOpenAIと共同で、プログラムを書く手伝いをするAI「GitHub Copilot」の技術プレビューを始めました。

2021年1月5日

DALL·E

OpenAIが、文章から画像を作るモデルDALL·Eを発表しました。

2020年5月28日

GPT-3

OpenAIが1750億パラメータの言語モデルGPT-3の論文をarXivに公開しました。6月11日にはGPT-3を使えるAPIを始めました。

2019年2月14日

GPT-2

OpenAIがGPT-2を発表しました。悪用の恐れから、最初は小さいモデルだけを公開しました。

用語:GPT
2018年10月11日

GoogleのBERT

Googleの研究者らが、文の前後を両方向から読む言語モデルBERTの論文をarXivに公開しました。

2018年6月11日

OpenAIのGPT(初代)

OpenAIが、大量の文章で事前学習してから個別の課題に合わせる手法(初代GPT)を発表しました。

2017年6月12日

Transformerの論文

Googleの研究者らが論文「Attention Is All You Need」をarXivに公開し、今の大規模言語モデルの土台となるTransformerを提案しました。

第3次AIブーム2000年代〜

データとGPUの計算力がそろい、ディープラーニングで画像認識・音声認識・囲碁などが一気に進歩しました。

2016年3月

アルファ碁がイ・セドルに勝利

Google DeepMindの囲碁AI「AlphaGo」が、韓国ソウルでイ・セドル九段との5番勝負に4勝1敗で勝ちました。

2014年6月10日

敵対的生成ネットワーク(GAN)

イアン・グッドフェローらが、2つのネットワークを競わせて画像などを生成するGANの論文をarXivに公開しました。

2012年

AlexNetが画像認識コンテストで優勝

トロント大学のクリジェフスキー、サツケバー、ヒントンのチーム「SuperVision」が、画像認識コンテストILSVRC 2012で大差の1位になりました。モデルはAlexNetと呼ばれます。ディープラーニングが一気に注目されるきっかけになりました。

2011年10月4日

iPhone 4SとSiri

アップルがiPhone 4Sを発表し、音声アシスタント「Siri」を搭載しました。発売は10月14日です。

2011年2月

IBMワトソンがクイズ番組で勝利

IBMの質問応答システム「ワトソン」が、米国のクイズ番組『ジョパディ!』で歴代王者2人に勝ちました。

2006年7月

深層信念ネットワーク

ヒントン、オシンデロ、テーが、多層のネットワークを1層ずつ学習させる方法(深層信念ネットワーク)を発表しました。深層学習の再興のきっかけとされます。

2度目の冬と地道な研究1990年代〜2000年代前半

ブームは落ち着きましたが、チェスで世界王者に勝つなど、特定の分野でAIが力を示しました。

1997年5月11日

ディープ・ブルーがカスパロフに勝利

IBMのチェス専用コンピューター「ディープ・ブルー」が、世界王者ガルリ・カスパロフとの6番勝負に3.5対2.5で勝ちました。5月11日は勝負を決めた第6局の日です。

第2次AIブーム1980年代

専門家の知識をルールとして入れる「エキスパートシステム」が広まりました。日本でも国の大型計画が進みます。

1986年10月9日

誤差逆伝播法の論文

ラメルハート、ヒントン、ウィリアムズが、多層ニューラルネットを学習させる誤差逆伝播法(バックプロパゲーション)の論文をNatureに発表しました。

最初の「冬の時代」1970年代

期待ほどの成果が出ず、研究費が減らされた時期です。

1973年

ライトヒル報告と最初の「AIの冬」

英国の科学研究会議(SRC)がライトヒル卿によるAI研究の評価報告を公表し、英国でAI研究費が削られました。1970年代は「最初のAIの冬」と呼ばれます。

第1次AIブーム1950年代後半〜1960年代

コンピューターに推論や探索をさせる研究が進みました。パズルやゲームは解けても、現実の複雑な問題は解けないことが分かってきます。

1969年

『パーセプトロン』出版

ミンスキーとパパートが著書『Perceptrons』(MIT Press)で、単純なパーセプトロンの限界を数学的に示しました。ニューラルネット研究が下火になる一因とされます。

1966年1月

対話プログラムELIZA

MITのジョセフ・ワイゼンバウムが、人と文字で会話するプログラムELIZAの論文をCommunications of the ACMに発表しました。

1958年

パーセプトロンの発表

フランク・ローゼンブラット(コーネル航空研究所)が、学習する人工ニューロン「パーセプトロン」の論文をPsychological Reviewに発表しました。

1956年

ダートマス会議

1956年夏、ダートマス大学で人工知能の研究会が約2か月開かれました。AIが研究分野として始まった出来事とされています。

AIの誕生1940〜1950年代半ば

脳の神経をまねた計算のモデルや「考える機械」の議論が生まれ、「人工知能」という言葉が作られました。

1955年8月31日

「人工知能」という言葉が誕生

マッカーシー、ミンスキー、ロチェスター、シャノンの4人が、ダートマス大学での研究会の提案書を書きました。この提案書で「artificial intelligence」という言葉が初めて使われました。

1950年10月

チューリングが「模倣ゲーム」を提案

アラン・チューリングが論文「Computing Machinery and Intelligence」を哲学誌Mindに発表しました。機械が考えられるかを判定する「模倣ゲーム」(のちのチューリング・テスト)を提案しました。

1943年

形式ニューロンの論文

ウォーレン・マカロックとウォルター・ピッツが、神経細胞を論理回路として表す数理モデルを発表しました。掲載誌はBulletin of Mathematical Biophysics(第5巻)です。

時代の分け方には、いくつかの考え方があります。「第1次〜第3次AIブーム」は、総務省『平成28年版 情報通信白書』の分け方にならいました。2017年以降の分け方は、このサイト独自のものです。